人中ボトックスは効果ない?失敗や後悔しないために知っておきたいポイントを医師が紹介

「加齢とともに鼻の下(人中)が伸びてきた」「人中短縮手術は失敗やダウンタイムが不安」など、人中の長さにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

メスを使わない人中短縮の代表的な施術としてボトックス注射が挙げられます。リスクの低い注入施術である一方で、「あまり効果を感じられなかった」「表情が不自然になった」という声も少なくありません。

本記事では、人中短縮ボトックスでの失敗を避けるために必ず知っておくべきポイントや、この施術が向いている方の特徴を、医学的な視点から詳しく解説します。

【30秒でチェック!】この記事でわかること

切開せずに上唇をふんわり上向き(Cカール)にし、鼻の下を短く見せる施術です。ガミースマイルを目立ちにくくする効果も期待できます。

筋肉の強さが原因の方には効果的ですが、骨格や皮膚のたるみが原因の方には適さないなど、医師の正しい見極めが不可欠です。

「たらこ唇」「笑顔が不自然になる」といった失敗を防ぐためには、以下の3つが重要です。

  • 「少量から」スタートしてミリ単位で調整する
  • 人中だけでなく「顔全体のバランス(フルハーモナイズ)」を重視する
  • 解剖学を熟知した「経験豊富な医師」に任せる

人中ボトックス(人中短縮ボトックス)とは?仕組みと効果

人中短縮ボトックスは、口の周りを取り囲む「口輪筋」の上部にボトックスを注入し、上唇を内側に巻き込む力を適度に弱める施術です。これにより、隠れていた上唇が外側へわずかにめくれあがります。

この変化によって、横顔から見た際に上唇がツンと上を向く「Cカール」が形成されます。物理的な皮膚の長さそのものを切除して短くするわけではありませんが、上唇の赤唇部(ピンク色の部分)が上方に露出することで、鼻の下の間延びした印象が改善されます。結果として、視覚的に人中が短く見える「相対的な短縮効果」が期待できるのが、人中短縮ボトックスの大きな特徴です。

人中短縮ボトックスで期待できる効果

人中の視覚的な短縮

上唇の境界線が上方に移動することで、鼻の下の間延びした印象が緩和され、相対的に人中が短く見えるようになります。

Cカールの形成

横顔のシルエットにおいて、鼻下から上唇にかけてのラインが美しい曲線(Cカール)を描くようになり、立体的な横顔へと整えます。

口元のエイジングケア

加齢に伴い内側へ巻き込まれやすくなった上唇を整え、口周りの痩せ見えや寂しい印象を改善します。

ガミースマイルの改善にもつながる

ガミースマイルボトックスで人中が長く見えてしまう人や、笑った際に上唇を巻き込んで歯茎が見えてしまう症状の改善も期待できます。ガミースマイルのボトックス治療で心配される「鼻の下が長く見える」といったデメリットも、適切な注入法により人中短縮とともに歯茎の露出を改善できるケースもあります。

人中短縮ボトックスが「向いている人」の特徴

  • 笑うと上唇が巻き込まれて薄くなり歯茎が見えてしまう人
  • ガミースマイルのボトックスで人中が長くなるのが気になる人
  • 人中のCカールが少なく鼻下ののっぺり感が気になる人
  • メスによる人中短縮手術には抵抗がある人

人中短縮ボトックスが「向いていない人」の特徴(効果を感じにくい人)

  • 筋肉が原因ではない場合
    骨格や皮膚のたるみが主な原因で人中が長い人
  • もともと上唇に厚みがある人
    さらに唇が強調されて「たらこ唇」のように見えてしまうリスク
  • 普段から口をよく使う職業の人
    楽器演奏者やアナウンサーなど、繊細な口の動きが必要な方は要注意

人中短縮ボトックスでよくある失敗と原因・解決策

人中ボトックスの失敗イメージ

人中短縮ボトックスは注射のみでおこなわれる美容医療です。手軽・気軽な施術といわれる一方、筋肉の働きを抑えるためデメリットも存在します。以下では人中短縮ボトックスのデメリットと起こりやすい失敗例、その原因を解説します。

生活動作の不便(食べづらい・飲みづらい)

人中短縮ボトックスは口をすぼめる口輪筋の働きを抑制するため、一時的に副作用が生じるケースも少なくありません。主な症状として、ストローが吸いにくい・麺類がすすれない・うがいの際に水が飛び散る・ペットボトルの飲み口から飲み物がこぼれやすい、といったデメリットが挙げられます。人中短縮ボトックス後、数週間から1ヶ月程度で緩和されますが、慣れるまで飲食時には注意が必要です。

たらこ唇の悪化

人中短縮ボトックスの失敗には、上唇だけが不自然に厚く見える「たらこ唇」の悪化が挙げられます。元の唇に厚みがある方は、ボトックスによる外反効果が強く出すぎることで、意図しないボリュームアップに繋がる可能性も少なくありません。そのため、施術前のカウンセリングで元の唇の厚さや、めくれ上がった際のシミュレーションを的確におこなうことが非常に重要です。適さない場合は無理に施術せず、他のアプローチを含めてお顔全体の調和を見極める医師の診断力が問われます。

笑顔が不自然になる(引きつる・笑えない)

ボトックスの注入量が多すぎた場合、笑顔や表情が不自然になるケースも少なくありません。思いきり笑おうとしても口元が引きつったように感じる、といった症状が現れ、結果として表情が乏しく、冷たい印象を与えてしまいます。

また、注入部位のわずかなズレや、左右の筋肉の強さの違いを考慮せずに施術をおこなうことで、口元の左右バランスが崩れるリスクが挙げられます。ボトックスを直接分解する薬は存在しないため、臨床経験豊富な医師を選ぶことが大切です。

山本しおり院長

人中短縮ボトックスが失敗した場合

万が一、仕上がりがイメージと異なったり、口元の動かしにくさを感じたりした場合でも、ボトックス(ボツリヌス製剤)の効果は決して永続的なものではありません。
一般的には3〜4ヶ月程度で筋肉の動きは元の状態に戻ります。メスを使った手術と異なり「失敗しても必ず元に戻る」ことこそが、人中短縮ボトックスの特徴といえます。

人中短縮ボトックスで失敗しない・気を付けるべきポイント

人中ボトックスイメージ

人中短縮ボトックスで満足度の高い仕上がりを手に入れるためには、事前のカウンセリングによる適応の見極めと医師の技術力が重要です。以下では理想の人中短縮を実現するために、押さえておくべきクリニック選びのポイントを解説します。

①解剖学を熟知した経験豊富な医師のもとで受ける

口周りの筋肉は非常に複雑かつ繊細に構成されており、人それぞれ筋肉の強さや皮膚の厚み、表情の癖は大きく異なります。人中短縮ボトックスで理想の仕上がりを実現するためには、患者さまの状態を的確に見極められる経験豊富な医師に任せることが極めて重要です。

ボツリヌス治療において「どのメーカーの製剤を使うか」以上に「どの位置に、何単位打つか」という医師の技術と知見が仕上がりを左右します。当院の院長は、ボトックスビスタの製造元であるアラガン社より、高い注入技術と深い知識を認められた「注入指導医」の資格を有しております。他のドクターに指導をおこなう立場にある医師として、解剖学に基づいた精密なアプローチにより、リスクを最小限に抑えつつ、お一人おひとりに最適なデザインをいたします。

※ボトックス:アラガン社の商標

②少量からスタートして様子を見る

ボトックス(ボツリヌス製剤)はヒアルロン酸とは異なり、注入直後に効果が現れるわけではなく数日かけて徐々に筋肉へ作用していきます。そのため、最初から強い効果を求めて多量に注入するのではなく、まずは少量から慎重に始めることが失敗を防ぐポイントです。

一度注入したボトックスを即座に消す分解剤は存在しませんが、効果が足りない場合には「追加注入(リタッチ)」で調整することができます。「まずは日常生活に支障や違和感が出ない程度の量で試したい」と医師に伝え、仕上がりを確認しながら、最適な注入量を見極めていくアプローチが大切です。

③顔全体のバランス(フルハーモナイズ)を重視する

人中短縮の効果を最大限に引き出すためには、人中というパーツだけに固執せず、顔全体のバランスを俯瞰して捉えることが不可欠です。例えば、唇へのヒアルロン酸注入で立体感を出したり、顎ボトックスでフェイスラインを整えたりするなど、複数の施術を組み合わせることで、より自然かつ効果的に「Eライン」が整います。結果として人中がより短く見える相乗効果が期待できるケースも少なくありません。

当院では、ひとつの部位を改善するだけでなく、お顔立ち全体の調和(ハーモニー)を整える「フルハーモナイズ」の視点に基づいたご提案を大切にしています。患者さま個々のパーツの美しさを引き出しながら、全体として違和感のない洗練された仕上がりを目指します。

信頼できる医師と相談しながら理想の口元へ

カウンセリングイメージ

人中短縮ボトックスは、適応を正しく見極め、適切な注入量でおこなうことでメスを入れずに若々しい口元を作れるとても魅力的な施術です。しかし、リスクを最小限に抑え、理想の仕上がりを実現するためには解剖学を熟知し、リスク管理ができる医師を選ぶことが不可欠となります。

ココンベルクリニック 山本しおり院長は、ボトックスの製造元であるアラガン社の「クリニカルトレーナー(注入指導医)」です。他のドクターを指導する立場にある院長が、お一人おひとりの筋肉の動きを丁寧に診察し、施術をおこないます。人中の長さにお悩みがある方は、当院のカウンセリングへお気軽にお越しください。

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