【指導医が解説】ヒアルロン酸「ジュビダームビスタ®」の種類・効果と”持ち”を良くする方法

「ジュビダームビスタ®」は、厚生労働省に承認されたヒアルロン酸製剤です。ジュビダームシリーズ全6種のうち、ココンベルクリニックでは厳選した4種類を導入しています。

本記事では、それぞれの製剤の特徴や効果、持続期間、すなわち“持ち”をより長く保つためのポイントについて、アラガン社認定クリニカルトレーナーである当院院長・山本しおり医師が専門的な立場から分かりやすく解説します。

当院がジュビダームビスタ®を選んだ3つの理由

ジュビダームビスタ

①厚生労働省が承認した安全性と品質

ヒアルロン酸注入は、減少したボリュームを補うことでシワやたるみを改善する施術です。その中でも「ジュビダームビスタ®」は、日本国内で初めて厚生労働省の承認を受けたヒアルロン酸製剤であり、安全性と品質の高さが認められています。

当院では、患者さまに美しくなっていただく以前に、製剤の品質や安全性を何よりも大切にしております。当院では、実際に院長自身が製剤や機器を体験し、本当に良いと思うものを取り扱っております。

②長期持続と自然な仕上がりを実現できる

ジュビダームシリーズの持ちの良さの理由は、独自の「バイクロス(VYCROSS®)」技術にあります。これは、ヒアルロン酸の高分子と低分子を効率的に架橋し、密度の高いゲル構造を実現することで、酵素による分解を受けにくく、持続期間が長いことが特徴です。

メーカー資料によると製剤ごとに最長18〜24ヶ月もの持続が報告されており、長期的な結果を求める方に適したヒアルロン酸製剤となります。

※架橋(かきょう):ヒアルロン酸の分子同士を網目状に結びつける加工技術のこと。架橋することでサラサラの液状から弾力のあるジェル状になり、体内での分解・吸収を遅らせることができる。

③注入後の腫れが少なく仕上がりが自然

バイクロス技術のもう一つの特長は、ヒアルロン酸の網目構造が密で余分な水分を取り込みにくい「低吸水性」にあります。そのため、注入後に製剤が過度に膨らむことがなく、腫れの少ない自然な仕上がりが得られます 。

いわゆる「現実映え」する自然な美しさを目指す方にとって、見た目も手触りもナチュラルに整う点が大きな魅力です。

【目的別】ジュビダームビスタ®︎4種類と特徴 

当院では、ジュビダームビスタ®シリーズの中から厳選した4種類(すべて麻酔成分入りの「XC」タイプ)のヒアルロン酸を採用し、痛みに配慮した治療をおこなっています。それぞれ硬さや適応部位、持続期間には違いがあり、目的に応じた使い分けが可能です。

①ボリューマ XC(リフト力と持続性:最長24ヶ月)

ボリューマ

ジュビダームビスタ® ボリューマ XCは、シリーズ中でも特にリフトアップ力に優れたヒアルロン酸製剤です。なじみが良く自然な仕上がりが期待できるうえ、持続期間は最長24ヶ月と長く、高い満足度が得られる製剤です

おもな使用目的

  • こめかみの凹みや頬のボリュームアップ
  • 中顔面の土台作り
  • 顔全体の立体感を整える

②ボラックス XC(形成力:最長18ヶ月)

ボラックス

ジュビダームビスタ® ボラックス XCは、シリーズの中で最も硬く、高い形成力とリフト力を持つヒアルロン酸製剤です。硬さがあるため崩れにくく、しっかりとした輪郭形成が可能です。効果は最長18ヶ月持続します。持ちの良さと、メリハリのある輪郭を求める方に適応性の高い製剤です。

おもな使用目的

  • 顎(あご)の形を整える
  • フェイスラインをシャープに整える

③ボリフト XC(なじみの良さ:最長18ヶ月)

ジュビダームビスタ® ボリフト XCは、柔らかくなじみの良い質感が特徴のヒアルロン酸製剤です。表情の動きに自然にフィットするため、自然な仕上がりと注入後の違和感が少ない点が魅力といえます。効果は最長18ヶ月続き、長期的なシワ改善を目指す方にも適した製剤です。

おもな使用目的

  • ほうれい線やマリオネットラインなど、よく動く部位のシワ改善

④ボルベラ XC(繊細な部位に:最長12ヶ月)

ジュビダームビスタ® ボルベラ XCは、シリーズの中で最も柔らかい質感を持ち、動きの多い部位でもなじみやすく、自然な仕上がりとなるのが特長となります。効果の目安は約9〜12ヶ月とされています。ナチュラルで上品な印象を目指す方に適した製剤です。

おもな使用目的

  • 涙袋や目元の細かいシワ、唇など、繊細な部位の形成

当院で取り扱いのあるジュビダームシリーズ4製剤の比較表

製剤ジュビダームビスタ®ボリューマ XCジュビダームビスタ®ボラックス XCジュビダームビスタ®ボリフト XCジュビダームビスタ®ボルベラ XC
特徴(硬さ・質感)リフト力に優れる(硬めの質感)最も硬く形成力が高い(しっかりとした質感)柔らかくなじみが良い(なめらかな質感)最も柔らかく繊細(みずみずしい質感)
主な適応部位・こめかみ、頬のコケ・リフトアップの土台として・顎(あご)形成・フェイスライン形成・ほうれい線・マリオネットライン・唇、涙袋・目元・口元の小ジワ
持続期間(目安)最長24ヶ月最長18ヶ月最長18ヶ月最長9〜12ヶ月
※当院で採用している上記製剤は、すべて麻酔液(リドカイン)配合の「XC」シリーズです。
※持続期間はあくまで目安であり、注入部位や個人の体質により差があります。

ヒアルロン酸の「持ち(持続期間)」を左右する4つの要因

要因① 製剤が硬いと長持ち、柔らかいと短め

ヒアルロン酸の「持ち」は、製剤の「架橋(かきょう)密度」で決まります。架橋とはヒアルロン酸同士を繋ぐ加工技術で、密度が高いほど製剤は硬く、体内で分解されにくいため長持ちします。逆に密度が低いと柔らかく、持続期間は短くなります。

例えばジュビダームシリーズの場合、リフトアップや輪郭形成に使う「ボリューマ」や「ボラックス」は、硬さがあり長持ち。対して、唇や小ジワなど柔らかい部位に馴染む「ボリフト」や「ボルベラ」は前者と比べると持続時間は短い傾向にあります。

持ちの良さだけでなく、部位に合った適切な「硬さ」を選ぶことが重要です。

要因②よく動く部位の持続期間は短め

ヒアルロン酸の持続期間は、粘弾性や注入する部位によっても変化します。特に唇や口元など、表情によって頻繁に動く部位は代謝や摩擦の影響を受けやすく、比較的早く吸収される傾向があります。

たとえば、唇に使用するボルベラXCは柔らかさに優れる一方、持続期間の目安は約9〜12ヶ月と他の部位に比べて短めです 。仕上がりの美しさを維持するためにも動きの多い部位では、より丁寧なメンテナンス(再注入)が必要です。

要因③医師の注入技術と製剤選択

ヒアルロン酸の持ちと仕上がりにおいて、最も重要なのが医師の技術です。たとえば、注入する層(深さ)が適切でなければ、持ちの悪さや仕上がりの不自然さにつながることも少なくありません。また、部位ごとに適した製剤を見極めて選択できるかどうかも、仕上がりの美しさとヒアルロン酸の持ちに大きく関わります。

要因④ 個人の体質や生活習慣も影響

同じ製剤・部位に注入しても「持ち」、つまり持続期間には個人差があります。代謝が活発な方は吸収が早まる傾向にあり、喫煙習慣や不規則な生活、施術後のマッサージ、長風呂・サウナといった熱の影響もヒアルロン酸の分解を促す要因となることもあります。こうした体質や生活習慣は、ヒアルロン酸の「持ち」に無意識のうちに影響を及ぼすため、術後の過ごし方も重要なポイントです。

要因⑤定期的なメンテナンスで長期持続

ヒアルロン酸注入には「累積効果」があることがわかっています。

 アラガン社の臨床試験によると、ジュビダーム注入の6〜9ヶ月後にリタッチを行った際、初回と同じ効果を出すために必要な量は初回の「約40%」で済みました。つまり、前回より60%も少ない量でメンテナンスが可能ということです。 

このように、定期的なメンテナンス(追加注入)により、ヒアルロン酸注入の持続期間が延び、注入量も減らせることが医学的に実証されています。完全に吸収される前に足すことで「土台」が維持され、結果として持続期間も長く感じられるようになります。「減りきる前のメンテナンス」が、常に美しい状態を保つ秘訣です。

※参考:Duration of wrinkle correction following repeat treatment with Juvéderm hyaluronic acid fillers” (2010)

ココンベルクリニックの「美人(ベル)みえヒアルロン酸注入」の特長

①アラガン社クリニカルトレーナーとしての専門知識

ココンベルクリニック院長・山本しおり医師は、ヒアルロン酸製剤「ジュビダームビスタ®」の製造元であるアラガン社の認定クリニカルトレーナーです。医師への技術指導もおこない、製剤の特性を深く理解したうえで安全性の高い施術を提供しております。

また、国内外の多様なヒアルロン酸注入セミナーに積極的に参加し、医学的根拠に基づいた注入技術を日々高めています。製剤の効果と持続性を最大限に引き出すための技術と知識に精通し、不自然さのないヒアルロン酸注入を得意とするドクターです。

②顔全体の調和を診る「顔フルハーモナイズ理論」

ココンベルクリニックのヒアルロン酸注入は、単にシワを埋めるだけの「点」の治療ではありません。患者さまのもつ美しさを引き出すため、顔全体の構造とバランスを捉える「顔フルハーモナイズ理論」に基づいておこなわれます。

顔フルハーモナイズ理論では、加齢によって生じる骨の萎縮や支持靭帯の緩みといった“土台”の変化に着目し、顔の凹凸や余白、リフトバランスまでを総合的に診断します。ヒアルロン酸の特徴を熟知し、顔全体を見据えてアプローチするからこそ、長期間持続する洗練された美しさを実現することができます。

③「顔タイプアドバイザー1級」の美的感覚

ココンベルクリニックの山本しおり院長は、医学的知見に加えて「顔タイプアドバイザー1級」の資格を保有しており、解剖学だけでなく“似合わせ”の美的感覚にも優れた注入デザインを提供しています。

顔タイプ診断では骨格やパーツの配置・顔印象から、患者さまの持つ魅力を客観的に分析することができます。ヒアルロン酸注入においても「その人らしさ」を活かしたバランスのよい仕上がりが可能です。医学と美学の両面から、一人ひとりにフィットする自然な美しさへ導きます。

④“Less is More” 最小限の量で最大の効果を

「不自然にパンパンな顔になりそう…」というヒアルロン酸注入への不安に対して、ココンベルクリニックでは“Less is More”(最小限が最良)という考え方を大切にしています。

効果が高く自然な仕上がりのためには、量ではなく「どこに・何を・どのように」注入するかが重要です。製剤の特性を熟知し、適切な層に的確に注入することで、過剰なボリュームを加えることなく自然で洗練された“現実映え”する仕上がりが可能になります。

”必要最小限で最大限の美しさを引き出す”それが当院のヒアルロン酸注入のこだわりです。

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ジュビダームビスタ®の施術概要・リスク・ダウンタイム

期待できる効果シワ・溝の改善(ほうれい線・マリオネットラインなど)、リフトアップ、輪郭形成(額・顎・こめかみ)、ボリュームロスの改善、肌のハリ向上など
効果の持続9ヶ月〜24ヶ月程度(製剤の種類や個人差により異なる)
施術時間1本あたり約10分〜※注入部位や本数により異なる
麻酔についてジュビダームビスタ®XCシリーズは麻酔液(リドカイン)が含まれているため、注入時の痛みは少ない※麻酔クリームや冷却(ターゲットクール)等の併用も可能
副作用・リスク内出血、腫れ、赤み、疼痛、アレルギー、感染、血流障害(皮膚壊死・視力障害など)、しこり、左右差など
ダウンタイムほぼ無し※内出血が出た場合は1〜2周間程度で消失
洗顔・入浴・メイク洗顔・入浴: 当日から可能(当日はシャワー推奨・長湯やサウナは避ける)メイク: 刺入部(針穴)を避け当日から可能
注意事項施術当日の激しい運動、飲酒、サウナ、マッサージなど、血行が良くなる行為は腫れや内出血の原因となるため避ける
禁忌・妊娠中、授乳中の方・注入部位に感染症や炎症性の皮膚疾患がある方・重度のケロイド体質の方・過去にヒアルロン酸製剤でアレルギーを起こしたことがある方・その他、医師が不適当と判断した方
※保険診療適応外の自由診療になります。
※所要時間、術後の経過はあくまでも目安であり、効果には個人差がございますので予めご了承ください
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