エムフェイスはHIFUやRFと何が違う？向いている人や改善できるたるみタイプを解説

「HIFUやRF(高周波)、たるみ治療の違いが分からない」「最近よく聞くエムフェイスってどんな治療？」など、たるみ治療の選択に迷う方は少なくありません。本記事では、話題の次世代たるみ治療機器「エムフェイス」の特徴をはじめ、HIFUやRFとの違いを医師の視点からわかりやすく解説します。一人ひとり異なるたるみの根本原因を探り、ご自身に最適なたるみ治療を見つけましょう。

次世代リフトアップ治療「エムフェイス」とは？

エムフェイス(EMFACE^®)は、BTL社(本社：チェコ)が開発し、2022年に登場した最新のたるみ治療機器です。従来のHIFUがSMAS筋膜を熱で引き締めるのに対し、エムフェイスは「筋肉」と「肌」の両方にアプローチできる点が特長です。

顔は「骨→筋肉→脂肪→真皮」の層で構成されており、たるみの根本原因には筋肉の衰えも関係しています。エムフェイスに搭載された独自技術HIFES™(ハイフェス)は、表情筋に刺激を与え、皮膚の土台である筋肉の質を良くすることが特徴です。同時にもう一つの搭載技術シンクロ波RF(高周波)が、真皮層を加熱してコラーゲン・エラスチンの生成を促進します。

「たるみ×美肌」の二刀流治療を実現するエムフェイスは、加齢による深刻なたるみを改善へと導く次世代型たるみ治療機器です。

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エムフェイスの類似治療とそれぞれの特徴

エムフェイス：表情筋の「質を良くする」ことでリフトアップを図る

エムフェイスは、表情筋の”質を良くする”ことでリフトアップを図る施術です。「HIFES™(高密度焦点式電磁刺激)」が表情筋を刺激し鍛え、「シンクロ波RF(高周波)」で真皮層に熱を与えコラーゲン生成を促進することで、美肌とたるみの両方に働きかけます。

従来のたるみ治療が「肌」へのアプローチ中心だったのに対し、エムフェイスは、より深い層である「筋肉」から土台を整えるのが特長です。施術中の体感は、心地よい温かさと筋肉のリズミカルな収縮感があり、痛みが少ないことも魅力です。

RF(高周波)：真皮層のコラーゲン生成を促して肌を引き締める

RF(高周波)治療は、真皮層〜脂肪層に熱エネルギーを与え、コラーゲン生成の促進、線維構造の再編による即時的なタイトニング効果が期待できる施術です。引き締め効果以外にも、肌のハリ改善や小じわの軽減など、美肌効果が期待できます。

施術中はじんわりと温かみを感じる程度で、ダウンタイムもほとんどありません。肌表面に負担をかけずに、内側から弾力を高めたい方に向いている治療です。

ココンベルクリニックの高周波「おまかせデンシティ」の特徴

ココンベルクリニックの「おまかせデンシティ」は、モノバイチップ技術を活用したRF治療です。深層に作用するモノポーラRFと浅層に作用するバイポーラRFを同時に照射することで、1回の施術で複数層に効率的に働きかけます。デンシティ照射により皮膚の真皮層にはハリとツヤを与え、脂肪層やリガメント、や線維隔壁^※には引き締めとタイトニング効果をもたらします。

また、デンシティはリアルタイム温度管理機能と強力な冷却機能を搭載したRF機器です。安全性を確保しながら痛みを抑え、照射を最適化することで高い治療効果に期待ができます。

※線維性の結合組織からなり、組織内部を小さく区画する仕切り壁のこと

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HIFU：SMAS層などの深部組織を収縮させてたるみを改善

HIFU(高密度焦点式超音波)は、焦点加熱によるコラーゲン線維の熱収縮と創傷治癒反応を利用して、たるみの原因となるSMAS筋膜のゆるみなどを収縮し引き締める施術です。フェイスラインのたるみ改善やリフトアップ効果が高く、「切らないたるみ治療」として安定した人気があります。

ココンベルクリニックのHIFU「おまかせエコーHIFU」の特徴

ココンベルクリニックのHIFUは、韓国Jeisys社製の「ウルトラセルZi」を導入しています。1.5〜6.0mmまで多彩なカートリッジを搭載しているため、人によって異なる肌の厚みに細かく対応が可能です。また、引き締め目的の「点状照射」と脂肪減少を目的とした「線状照射」を部位や症状に応じて使い分けることで、一人ひとりのたるみ・もたつきの原因に合わせた照射が可能です。

さらに当院では、エコーで筋膜や脂肪層をリアルタイムに確認しながらおこな行う「おまかせエコーHIFU」を導入しています。神経や血管を避け、SMAS筋膜など狙った層へ正確にエネルギーを届けることで、より高い効果と安全性を目指した当院独自のHIFU治療です。

エコーHIFU(ハイフ)【ULTRAcel[Zi:]】の施術ページはこちら

エムフェイス・HIFU・RF(高周波)の比較まとめ

エムフェイス・HIFU・RF(高周波)は、いずれも優れた たるみ治療機器である一方、作用する層やメカニズムは大きく異なります。

以下の表に主な違いをまとめました。それぞれの特徴を理解し、ご自身のたるみ治療選択の参考にしてください。

	エムフェイス	HIFU(ハイフ)	RF(高周波)
作用する皮膚層	筋肉・皮膚(真皮層)	SMAS筋膜・脂肪層・真皮層※カートリッジにより変更可	主に皮膚(真皮層)※機種により脂肪層も可
治療目的	筋肉の強化・引き締め 肌のハリUP	SMAS筋膜の熱凝固による引き締め	コラーゲン増生・肌の引き締め
たるみタイプ	筋肉の衰えによるたるみ	SMAS筋膜のゆるみによるたるみ	コラーゲン不足を原因とした軽度〜中等度のたるみ
効果のピーク	最終施術から約1〜3ヶ月後	施術から約2〜3ヶ月後	施術から約2〜3ヶ月後
効果の持続期間	約半年〜1年	約半年〜1年	約半年〜1年
推奨施術頻度	1〜2週間に1回(計4回〜)	半年〜1年に1回	1ヶ月に1回
施術中の痛み	温感・筋肉の収縮感	部位により骨に響くような疼痛	部位により熱による刺激や疼痛
ダウンタイム	ほぼない	赤みやむくみが数時間〜翌日	熱による赤みが数時間
料金(当院税込み価格)	110,000円(2部位・初回価格)※	143,000円(全顔)	110,000円(全顔・顎下)

ココンベルクリニックのたるみ治療へのこだわり

一人ひとりに合わせた精密オーダーメイド治療

たるみの原因は、表情筋の衰えや脂肪の位置変化、SMAS筋膜の緩み、そして皮膚のハリ不足など、人によってさまざまです。そのため、ひとつの治療法だけでは十分な効果が得られないケースも少なくありません。

ココンベルクリニックでは、医師が骨格・筋肉・脂肪・皮膚の状態を総合的に診断し、一人ひとりに最適化されたオーダーメイド治療をおこなっています。エムフェイス・HIFU・RF・注入治療など複数の施術を組み合わせ、たるみの原因を多層的にアプローチすることで、より自然で満足度の高い仕上がりを目指します。

当院の顔フルハーモナイズ治療について詳しくはこちら

“4本の柱”で叶える 顔フルハーモナイズ治療

エコーでたるみの層を可視化し正確に照射

ココンベルクリニックでは、照射によるたるみ治療の精度を高めるために必要だと判断した場合、追加の費用なしで超音波エコー診察をおこないます。エコーを用いることで、真皮層や脂肪層、SMAS筋膜、筋肉といった各層の状態をリアルタイムで可視化し、たるみの原因を正確に把握することが可能です。

当院を選び、治療をお任せていただいた大切な患者さまのお顔は世界に一つしかない大切な存在です。長年の感覚や経験も大切ですが、「第二の目」として画像診断に基づいた科学的な施策を取り入れることで、より安全で高精度な治療を目指しています。

ココンベルのフルハーモナイズなたるみ治療

たるみ治療といっても、原因や最適なアプローチは人それぞれ。筋肉・脂肪・SMAS筋膜・皮膚のどの層に原因があるかを見極めることが、美しいリフトアップへの近道です。

当院では、院長・山本しおりが提唱する「顔フルハーモナイズ治療」を軸に、お一人おひとりに合わせた最適な施術をご提案しています。「増やす」「持ち上げる」「良くする」「減らす」の4つの柱で、調和のとれた“その人本来の美”を引き出すことを目指す当院オリジナルの考え方です。

たるみ治療が初めての方や自然で安全な仕上がりを求める方はぜひ、お気軽にご相談ください。

エムフェイスの施術概要・リスク・ダウンタイム

期待できる効果	たるみの改善、リフトアップ、中顔面のボリュームアップ、肌のハリ・ツヤ向上、シワの改善(額・目元)、フェイスラインの引き締め、クマの改善など
効果の持続期間	1回の施術でも実感しやすいですが、3〜6ヶ月ごとの継続的な施術を推奨しています。
施術時間	約20分
麻酔について	麻酔は必要ありません。
副作用・リスク	施術部位の赤み、筋肉痛のような違和感、歯に響く感覚などが一時的に生じることがあります。
ダウンタイム	ダウンタイムはほとんどありません。
洗顔・入浴・メイク	施術当日から可能です。
注意事項	施術部位に金属プレートやインプラントが入っている方は、施術を受けられない可能性があります。カウンセリング時に必ずお申し出ください。
禁忌	・ペースメーカー、植え込み型除細動器を使用中の方  ・施術部位に金属や電子インプラントが埋め込まれている方  ・妊娠中または授乳中の方 ・重篤な皮膚疾患や感染症がある方 ・その他、医師が不適当と判断した方

おまかせエコーHIFUの施術概要・リスク・ダウンタイム

効果発現までの期間	直後からのリフトアップ効果　 ※効果のピークは術後1～2ヶ月後
効果の持続期間	約3～6ヶ月(個人差あり)
施術時間	顔全体で約10～30分程度
麻酔について	基本的に不要(痛みに弱い方は笑気麻酔などの対応可能)
副作用・リスク	赤み・ほてり・軽度の腫れ、稀に感染・熱傷・神経麻痺・色素沈着・毛包炎・紅斑
ダウンタイム	ほとんどなし
洗顔・入浴・メイク	・メイクは治療直後から可 ・シャワーは治療当日から可 ・入浴は翌日から可
注意事項	・施術後24時間は入浴やサウナ、激しい運動を控える ・施術後は刺激の強いスキンケア製品の使用を避ける ・施術後は紫外線対策をしっかりおこなう ・施術後のお肌はデリケートになっているため、こすらないように注意する
禁忌	・妊娠中または授乳中の方 ・ペースメーカーなどの医療機器を使用している方 ・治療部位に金属糸または金属プレート等を入れている方 ・治療部位に重篤な皮膚疾患および感染症がある方 ・心臓に疾患がある方 ・リウマチなどで金製剤を過去に服用された方

おまかせデンシティの施術概要・リスク・ダウンタイム

期待できる効果	直後からのリフトアップ効果　 ※効果のピークは術後1～2ヶ月後
効果の持続期間	約3～6ヶ月(個人差あり)
施術時間	顔全体で約15〜30分程度
麻酔について	基本的に不要(痛みに弱い方は笑気麻酔などの対応可能)
副作用・リスク	赤み・ほてり・軽度の腫れ、稀に感染・熱傷・神経麻痺・色素沈着・毛包炎・紅斑
ダウンタイム	ほとんどなし
洗顔・入浴・メイク	・メイクは治療直後から可 ・シャワーは治療当日から可 ・入浴は翌日から可
注意事項	・施術後24時間は入浴やサウナ、激しい運動を控える ・施術後は刺激の強いスキンケア製品の使用を避ける ・施術後は紫外線対策をしっかりおこなう ・施術後のお肌はデリケートになっているため、こすらないように注意する
禁忌	・妊娠中または授乳中の方 ・ペースメーカーなどの医療機器を使用している方 ・治療部位に金属糸または金属プレート等を入れている方 ・治療部位に重篤な皮膚疾患および感染症がある方 ・心臓に疾患がある方 ・リウマチなどで金製剤を過去に服用された方