ヒアルロン酸だけではない⁉︎ 4つのほうれい線タイプと効果的な美容施術まとめ
年齢とともに深くなるほうれい線…鏡を見るたびにため息をついていませんか?ほうれい線治療といえばヒアルロン酸注入が一般的です。しかし、ほうれい線の原因は皮膚だけではなく、脂肪や筋膜、顔面骨の衰えが大きく関与するため、ヒアルロン酸だけでは不十分な場合も少なくありません。
この記事では、あなたのほうれい線の根本原因を探り、最適なほうれい線治療法を見つけるお手伝いをいたします。
- 1. ほうれい線は原因に合わせた組み合わせ治療が正解
- 2. あなたはどれ?4つのほうれい線タイプのセルフチェック
- 2.1. ①くぼみタイプ
- 2.2. ②筋肉の動きタイプ
- 2.3. ③たるみタイプ
- 2.4. ④肌力低下タイプ
- 3. 【タイプ別】ほうれい線に効果的な美容施術
- 3.1. ①くぼみタイプ:凹みを持ち上げて影を消す
- 3.2. ② 筋肉の動きタイプ:表情のクセを優しくリセット
- 3.3. ③ たるみタイプ:余分な脂肪細胞にアプローチ
- 3.4. ④肌力低下タイプ:肌の土台を整える
- 3.4.1. 【ほうれい線原因タイプ別】相性の良い施術まとめ
- 4. 当院の「顔フルハーモナイズ治療」でほうれい線を自然に改善
ほうれい線は原因に合わせた組み合わせ治療が正解

ほうれい線は鼻と口の間と、頬のお肉との差であらわれる溝のことです。
原因は一つではなく、主に加齢による顔面骨の萎縮、筋肉のバランスの崩れ、脂肪の下垂・移動や蓄積、そしてリガメント(支持靭帯)や筋膜の衰えなどが複合的に関与します。
シワ治療の代表的な施術であるヒアルロン酸注入は、優れたほうれい線治療法の一つです。しかし、原因が多岐にわたるため、ほうれい線の”線”のみを改善しようとすると顔全体の調和が損なわれ、不自然な仕上がりになる可能性も少なくありません。
ココンベルクリニックでは、これらの根本原因を解剖学的に分析し、一人ひとりに最適な施術を組み合わせる「顔フルハーモナイズ治療」を重視しています。お顔全体のバランスを整える施術により、自然で調和の取れた美しさを実現し、長期的な若々しさを目指します。
あなたはどれ?4つのほうれい線タイプのセルフチェック
老け見えの代表ともいえるほうれい線。その原因は大きく分けてくぼみ・筋肉の動き・たるみ・肌力低下の4つが挙げられます。簡単セルフチェックで、ご自身のほうれい線タイプを推測し、最適なケアや治療法を見つけましょう。
※本セルフチェックは目安であり、正確な診断は医師にご相談ください。
①くぼみタイプ

「くぼみタイプ」のほうれい線は、もともとの骨格が原因の場合もありますが、加齢によって生じた場合は、顔面骨の萎縮が主な原因とされています。顔の土台が小さくなることで顔全体のバランスが崩れ、余った皮膚がほうれい線として現れます。骨格を原因とするほうれい線の改善には、萎縮した顔面骨を補うヒアルロン酸注入などが効果的です。
②筋肉の動きタイプ

「筋肉の動きタイプ」のほうれい線は、表情筋の過度な使用やバランスの乱れが原因です。また、コラーゲンなどの弾性物質が減少して表情の変化による折りたたみジワが定着し、ほうれい線を引き起こすケースも少なくありません。筋肉の動きを抑えるボトックスと同時に、肌のハリや弾力の回復を目指す肌育治療を取り入れることで若々しい印象へと改善します。
③たるみタイプ

「たるみタイプ」のほうれい線は、頬の脂肪が厚く、そのボリュームや加齢による脂肪の下垂によって皮膚に段差ができ、深いたるみジワとしてほうれい線が目立つことが特徴です。とくに丸顔で頬がふっくらしている方に多く見られます。脂肪タイプのほうれい線改善策としては、脂肪溶解注射やHIFUなどで余分な脂肪細胞を除去し、皮膚や筋膜を引き締めるアプローチが有効です。
④肌力低下タイプ

「肌力低下タイプ」のほうれい線は、主に皮膚弾性物質の減少が原因です。紫外線などの外的刺激や加齢により、コラーゲンやエラスチン生成が衰えることで肌のハリ低下や頬の下垂が生じます。
皮膚たるみを原因とするほうれい線の改善には、軽〜中度であれば線維芽細胞の活性を目的とする肌育治療や、タイトニングを得意とするRF、深刻な皮膚たるみであればHIFUや糸リフトなどが推奨されます。
【タイプ別】ほうれい線に効果的な美容施術
ほうれい線の原因と改善法はさまざまです。ほうれい線のタイプ別に効果的な施術を紹介します。
①くぼみタイプ:凹みを持ち上げて影を消す
くぼみタイプのほうれい線は、加齢による顔面骨の萎縮が主な原因です。小鼻横に生じる凹み影の改善にはヒアルロン酸注入が第一選択とされます。凹んだ部位の骨膜上へ適切な粘弾性のヒアルロン酸を直接注入し、失われたボリュームを補うことで、ほうれい線の溝を内側から持ち上げて影を軽減します。
一方、加齢による骨萎縮が進み、たるみが顕著な場合は、ヒアルロン酸単体のアプローチだけでは根本的な改善とはなりません。HIFUや糸リフトなど、数種類の施術を組み合わせ、長期的なほうれい線改善を目指すことが大切です。
また、ほうれい線付近は重要な血管が走行しているため、ヒアルロン酸注入をおこなう際は、高度な技術力と解剖学的知識が不可欠です。医師選びには注意しましょう。
② 筋肉の動きタイプ:表情のクセを優しくリセット
筋肉タの動きイプのほうれい線は、筋肉によって直接引き起こされるのではなく、表情筋の動きのクセによって刻まれる「折りたたみジワ」が主な原因です。これは特定の表情筋、たとえば口角を上げる筋肉などの過度な運動が繰り返されることで、皮膚に深い溝が形成されるためです。
筋肉の動きタイプのほうれい線には、ボトックス注射が第一選択となります。ボトックスは、過剰に働く筋肉の動きを一時的に抑制することで、表情ジワの形成を和らげ、ほうれい線の目立ちを軽減します。
また、加齢による骨格の萎縮や、皮膚のコラーゲン不足などが複合しているケースも少なくありません。この場合、ヒアルロン酸注入や肌育治療と組み合わせることで、より包括的で調和の取れたほうれい線改善が期待できます。
③ たるみタイプ:余分な脂肪細胞にアプローチ
たるみタイプのほうれい線は、頬の脂肪ボリュームや加齢による脂肪の下垂によって皮膚に段差が生じ、影となって目立つのが特徴です。丸顔で頬がふっくらしている方によく見られ、若い頃からほうれい線が目立つケースも少なくありません。
たるみタイプによるほうれい線は、脂肪溶解注射やHIFUによる余分な脂肪細胞の除去が優先治療となります。また、加齢による脂肪下垂が生じている場合、RFなどで脂肪細胞を支えるリガメント収縮を考慮したアプローチも大切です。これらの施術に加え、物理的に脂肪を引き上げる糸リフトを組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。
④肌力低下タイプ:肌の土台を整える
肌力低下タイプのほうれい線は、加齢などによって真皮のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が減少し、肌のハリや弾力が低下することが主な原因です。また、皮膚を支える筋膜の衰えも大きく関与します。肌力低下タイプによるほうれい線の改善には、肌育治療によるコラーゲンやエラスチンを生み出す線維芽細胞を活性化させるアプローチが推奨されます。
肌育治療の効果を発揮するためには、定期的な施術が必要です。即時的なほうれい線の改善を求める場合、肌育治療と同時にHIFU(筋膜収縮によるリフトアップ)やRF(タンパク変性によるタイトニング)、糸リフトなどを組み合わせることで、満足度の高い仕上がりを目指せます。
【ほうれい線原因タイプ別】相性の良い施術まとめ
タイプ | 主な原因 | 向いている施術 |
---|---|---|
くぼみタイプ | 骨の凹みによる影 | ヒアルロン酸注入 |
筋肉の動きタイプ | 表情筋の動きによるシワ | ボトックス注射 |
たるみタイプ | 頬の脂肪下垂 | HIFU・RF・脂肪溶解注射・糸リフト |
肌力低下タイプ | 肌(コラーゲン)のハリ低下 | HIFU・RF・糸リフト・肌育治療 |

日本人は必要以上にほうれい線を気にする民族です。
しかし、ほうれい線は赤ちゃんにもあるし、高校生にもあるもので、むしろゼロにしてしまうと不自然です。
実際に、若く見える女優さんにも、ほうれい線がある方は多くいらっしゃいます。そうした方達は、チークトップがほうれい線の真上ではなく、さらに上にあることで、ほうれい線には目がいかない状態となっているのです。
ほうれい線が気になる気持ちは分かりますが、「ほうれい線を薄くすること=若く見える、美人に見える、元気に見える」わけではないことも多いのが現状です。
自分の本当に目指しているゴールが、ほうれい線を薄くすることなのか、若々しく見えることなのかを考えて治療していただくことも満足度を上げるために必要です。
当院の「顔フルハーモナイズ治療」でほうれい線を自然に改善

ほうれい線の原因は主にくぼみ・筋肉の動き・たるみ・肌力低下という4つのタイプがあり、多くは複合的な要因で生じます。そのため、ほうれい線の改善にはヒアルロン酸注入だけでなく、HIFU・RF・ボトックス注射・脂肪溶解注射・肌育治療・糸リフトなど、それぞれの原因に応じた多角的なアプローチが必要です。
当院の「顔フルハーモナイズ治療」は、ほうれい線という「線」だけを見るのではなく、顔全体の調和を重視し、複数の施術を最適なバランスで組み合わせます。お顔の”かかりつけクリニック” ココンベルクリニックは患者さま一人ひとりに寄り添い、最適な治療をご提案します。不要な治療やアップセルは決しておこないません。まずはお気軽にご相談ください。