ターゲットクール(Target Cool®)|内出血や痛みを軽減する新たな施術オプション

美容医療に関心を持っていても「施術中の痛みが心配」「ダウンタイムがある治療に抵抗がある」と思う方は少なくありません。とくに注射を伴う治療では、痛みが心理的なハードルとなり、一歩踏み出せないというお声も寄せられます。
ココンベルクリニックは、患者さま一人ひとりのお気持ちに寄り添い、美容医療をより快適にお受けいただけるよう、痛みをできる限り軽減するための取り組みに注力しています。その選択肢の一つが、冷却炭酸ガスを利用したクーリングデバイス「ターゲットクール(Target Cool®)」です。
針を使わず薬剤を導入できるターゲットクールの仕組みや効果、当院での具体的な活用法、施術の流れなどを詳しく解説します。美容医療への不安を少しでも和らげ、安心して施術を受けていただくためのお役に立てれば幸いです。
- 1. ターゲットクールが向いている方
- 2. 冷却炭酸ガス噴射で薬剤を導入する新しい美容機器「ターゲットクール」
- 2.1. 搭載された3つのモードと治療目的
- 2.1.1. ①Boosting:ブースティング(導入)モード
- 2.1.2. ②Cooling:クーリング(冷却・鎮静)モード
- 2.1.3. ①Freezingモード(冷凍手術) ※当院では未実施
- 3. ココンベルクリニックでの「ターゲットクール」の活用
- 3.1. 当院がターゲットクールを導入した理由
- 3.1.1. ①疼痛コントロールの有効な選択肢として
- 3.1.2. ②血管への冷却作用によるダウンタイム軽減効果
- 3.2. 当院のターゲットクール使用方法
- 3.2.1. 痛み・ダウンタイムの少ない肌育製剤の導入【ブースティングモード】
- 3.2.2. ボトックス注射・肌育注射時の疼痛軽減【クーリングモード】
- 4. ターゲットクール施術の3つの特長
- 4.1. ①氷の微粒子で成分を届ける「アイス・ニードリング」
- 4.2. ②酸素を肌に送り込み美肌に導く「ボーア効果」
- 4.3. ③精密かつ高速な冷却制御テクノロジー「RPTC技術」
- 5. 当院のターゲットクールのこだわり
- 5.1. 丁寧なカウンセリングと情報提供
- 5.2. 患者さまの痛み・ダウンタイムの不安に寄り添う
- 5.3. 他の痛み軽減オプションとの組み合わせ
- 6. ターゲットクールを用いた施術の流れ
- 6.1.1. カウンセリング
- 6.1.2. 施術準備
- 6.1.3. ターゲットクールを用いた施術
- 6.1.4. 施術直後の状態とアフターケア
- 7. ターゲットクール(Target Cool®)の施術概要・リスク・ダウンタイム
- 8. ターゲットクールの料金
- 9. 施術をご検討中の方へ
- 10. 【参考】他の痛み緩和方法との違い
ターゲットクールが向いている方
冷却炭酸ガス噴射で薬剤を導入する新しい美容機器「ターゲットクール」

ターゲットクールの最大の特長は”ノンニードル導入技術”です。治療目的に合わせた美容製剤を瞬時にアイス・ニードル(氷状の微粒子)へと変化させ、皮膚表面を傷つけることなく有効成分を真皮層まで届けることができます。
高速噴射される炭酸ガスは、ターゲットクールに搭載された「RPTC技術」により瞬時に冷却温度・噴射時間が精密にコントロールされます。その安全性はKFDAやFDA、CEマークにより認められ、患者負担の軽減と治療効果の最大化を両立した美容医療機器といえるでしょう。
搭載された3つのモードと治療目的

ターゲットクールは先端ノズルを交換することで「ブースティング(導入)」「クーリング(冷却・鎮静)」「フリージング(冷凍手術)」3つの治療モードの使い分けが可能です。当院では安全性が高く、美肌治療に特化したブースティングとクーリングの2つのモードを提供しております。
①Boosting:ブースティング(導入)モード
冷却された炭酸ガスを高速噴射し、氷状の微粒子となった美容製剤を皮膚に導入・浸透させるアイス・ニードリング技術による施術です。美容製剤の有効成分が変質することなく真皮層までダイレクトに浸透し、早期的な肌質改善を目指せます。
ブースティングモードで期待できる効果
- 血行促進による細胞活性サポート
- ターンオーバー改善
- 目的に合わせた美肌治療
②Cooling:クーリング(冷却・鎮静)モード
炭酸ガスによる-10℃〜5℃の冷却効果により、速やかに炎症を抑えることができる施術です。安全性の高い瞬間冷却は一時的な麻酔作用があるため、他の施術との組み合わせや痛みを伴う炎症性ニキビ治療に優れた効果を発揮します。
クーリングモードで期待できる効果
- 瞬間冷却による麻酔作用
- 鎮静作用
- ニキビ治療
①Freezingモード(冷凍手術) ※当院では未実施
最大瞬間冷却−79℃の炭酸ガスを利用した冷凍手術です。ウイルス性イボや血管腫などの病変組織を効果的に除去することができます。
ココンベルクリニックでの「ターゲットクール」の活用

ココンベルクリニックは、患者さまが安心して質の高い美容医療をお受けいただけるよう、常に新しい技術や情報を導入し、より良い治療環境の構築に努めています。ターゲットクールの導入も、その取り組みの一環です。
私たちは、美容医療の効果を最大限に引き出すためには、患者さまがリラックスした状態で施術に臨めることが非常に重要であると考えています。痛みとダウンタイムを極力抑えることは、施術中の緊張や不安を和らげ、結果として治療満足度の向上にもつながると確信しています。
当院がターゲットクールを導入した理由
①疼痛コントロールの有効な選択肢として

ターゲットクールは、特許取得のRPTC(急速精密冷却)技術で施術部位を瞬時に冷却し、血管収縮や炎症の減少を促すことで痛みへの敏感度を低下させます。メーカーによるボトックス施術時の調査では、麻酔クリームよりも痛みが少ないという結果が示されました。
麻酔クリームのようにアレルギーなどのリスクがなく、妊婦や授乳中の方にも安全に使用できるターゲットクールは、幅広い患者様へ活用できる疼痛コントロールの有効な選択肢といえます。
②血管への冷却作用によるダウンタイム軽減効果

注射や注入治療後の内出血、腫れ、痛みといったダウンタイムは、患者さまが懸念される大きな課題でした。この課題を解決すべく検討を重ねる中で、ターゲットクールのダウンタイム軽減効果に着目しました。
ターゲットクールは、独自の冷却技術により、施術部位の血管を瞬時に収縮させ、針による血管損傷のリスクを大幅に低減させます。これにより、内出血を効果的に予防し、炎症や腫れの抑制が期待できます。

ココンベルクリニックがターゲットクールを導入したおもな理由は、患者さまの「痛みとダウンタイムに対する不安」を少しでも軽減し、美容医療をより身近なものとして感じていただきたいという強い想いからです。
美容医療の多くは、程度の差こそあれ、痛みを伴うことがあります。また、内出血や腫れなどのダウンタイムをできる限り減らしたい、というご要望も多くいただきます。
私たちは、その痛みやダウンタイムをただ我慢していただくのではなく、できる限り取り除く努力をすることが医療を提供する側の責務だと考えています。ターゲットクールは、そのための有効な手段の一つであり、患者さまの快適性と満足度を高めるために導入を決定いたしました。
当院のターゲットクール使用方法
当院のターゲットクールは患者さまのご希望や肌の状態を丁寧に診察のうえ、最適な施術モードと導入剤による治療をおこないます。
痛み・ダウンタイムの少ない肌育製剤の導入【ブースティングモード】
肌のハリやツヤ、潤いを内側から育む「肌育治療」は、近年その効果への期待から非常に注目されている施術です。一方で、注射が苦手で肌育治療を諦める患者さまがいらっしゃるのも事実です。当院ではターゲットクールにより痛みなく、肌育治療に使用される代表的な美容製剤を導入することができます。
ターゲットクール【ブースティングモード】で導入できる当院取り扱い肌育製剤
- ジャルプロクラシック
- プルリアルシルク
これらの製剤は、皮膚の比較的浅い層に細かく、多数のポイントに注入していくため、施術範囲や注入箇所が多くなる傾向があります。一方、ターゲットクールを使用することで痛みがなく、短時間での治療をおこなうことが可能です。内出血などのダウンタイムがほぼないこともターゲットクール・ブースティングモードの大きな特長といえます。
特に腫れやすい目周りや唇にも、ダウンタイムがほぼなく肌育注射ができることが特長です。当院では目の際までの注入をご希望の方には、可能な限り目の縁に近い箇所まで治療をおこなっております。
ボトックス注射・肌育注射時の疼痛軽減【クーリングモード】
ターゲットクールは「クーリングモード」の冷却作用により優れた麻酔効果を発揮します。当院では、このクーリングモードを、ボトックス注射やブースティングモードで注入できない肌育注射(プロファイロ、ジャルプロスーパーハイドロ)の痛みを軽減する目的で使用します。皮膚表面を瞬時に冷却し神経の感覚を一時的に鈍らせ、注射針による痛みを大幅に軽減することを実現しました。
クーリングモードの疼痛緩和効果は、従来の麻酔クリームと異なり即時に現れるため、待ち時間を短縮できることもメリットです。注射への不安が強い患者さまにとって、ターゲットクールによる冷却麻酔効果は心理的な負担を和らげ、より快適に施術を受けていただくための重要なオプションといえます。
また、クーリングモードは肌の赤みや炎症を鎮める効果があります。さらに炭酸ガス(CO2)の「ボーア効果」によって肌の新陳代謝が高まることで、ニキビや肌荒れを改善へと導きます。
ターゲットクール施術の3つの特長
①氷の微粒子で成分を届ける「アイス・ニードリング」

アイス・ニードリングは美容製剤を「瞬間冷凍・微粒子結晶化・高速衝突・皮膚内拡散」という一連の物理現象を利用した導入施術です。炭酸ガスによる高精度な導入技術は針を使うことなく、皮膚表面から真皮層(約0.3〜0.4mm)まで有効成分を浸透させます。
痛みやダウンタイムなどへの不安を大きく軽減したターゲットクールの独自技術は、注射による製剤注入と同等の効果と、広範囲な導入を実現したといえるでしょう。
STEP.1 :薬剤の急速冷却による“氷の微粒子”の生成
ターゲットクールは炭酸ガスを高速噴射し、美容製剤を瞬時に凍結させて氷の微粒子(アイスニードル)を生成します。
通常、皮膚に塗布しただけでは浸透しにくい製剤は、皮膚深部まで変質することなく到達可能になります。この過程は「RPTC技術※」によりミリ秒単位で精密にコントロールされ、安全性の高い導入施術をおこなうことができます。
※Rapid Precision Temperature Control:ターゲットクール独自技術
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STEP.2 :アイスニードルが角質層を通過し、真皮浅層へ到達
アイスニードルは炭酸ガス噴射により、皮膚表面に高速衝突します。その衝撃によりアイスニードルは角質層の隙間をすり抜け、表皮基底膜への到達を実現しました。他の導入施術と異なり、電気エネルギーを使わないため肌への負担が少ないことも大きな特長です。
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STEP.3 :体温による溶解と美容製剤の拡散・浸透
真皮層に届いたアイスニードルは体温で徐々に溶解し、有効成分が真皮層全体に拡散することで美白・ハリ・保湿などの効果を発揮します。美容製剤が凍結状態で導入されるため成分の変質を防ぎ、分子量の大きな成分も効率よく浸透させることができます。
②酸素を肌に送り込み美肌に導く「ボーア効果」

皮膚に導入された炭酸ガスは「ボーア効果」という生体反応を引き起こします。皮膚に炭酸ガス(CO2)を与えると、導入部位は一時的にCO2濃度が高まります。ヘモグロビンはこの状態を「酸素が必要な部位」と判断し、酸素を放出します。これにより細胞への酸素供給が増加し肌の代謝が活性され、組織修復や炎症抑制などを経て美肌へと導きます。
③精密かつ高速な冷却制御テクノロジー「RPTC技術」

RPTC技術(Rapid Precision Temperature Control)は、ターゲットクールの核となる特許技術です。冷却温度と噴射時間をミリ秒レベルで精密にコントロールすることを実現しました。
RPTC技術は美容製剤を瞬時に氷の微粒子化(アイス・ニードリング)や冷却温度を正確に制御します。ターゲットクールは安全性と有効性を両立し、痛みやダウンタイムなど患者さま負担を軽減した新しい導入機器となります。
当院のターゲットクールのこだわり

ココンベルクリニックでは、ターゲットクールを単に導入するだけでなく、患者さまによりご満足いただけるよう、きめ細やかな配慮と独自の工夫を凝らしています。
丁寧なカウンセリングと情報提供
施術前には、ターゲットクールの使用について、期待できること、冷却時の感覚、考えられる注意点などを詳細に説明いたします。患者さまが十分に理解し、納得した上で安心して施術に臨めるよう、あらゆる疑問や不安に対して真摯にお答えします。
患者さまの痛み・ダウンタイムの不安に寄り添う
注入治療には、少なからず痛みとダウンタイムが伴います。例えば、肌育注射ではどうしても腫れや内出血などのダウンタイムが出やすくなりますし、ボトックス注入時には独特な痛みを感じる方も少なくありません。
当院では、ターゲットクールを導入することで、注入治療の痛みとダウンタイムの大幅な軽減を実現しました。目周りや唇など特に敏感な部位にも対応可能ですので、今まで治療を諦めていた患者さまにも安心して施術を受けていただけます。
他の痛み軽減オプションとの組み合わせ
当院では、注入施術の痛み軽減のオプションとして、ターゲットクールに加えて笑気麻酔も組み合わせてご選択可能です。
また、ボトックス治療においては、ターゲットクールによる冷却に加えて、麻酔薬とメイロンを配合した「ペインレス配合」のボトックスをご用意しています。ボトックスに麻酔薬を配合すると薬剤が酸性に偏ります。注入する薬剤は中性に近いほど痛みの軽減が期待できるため、当院ではメイロンを配合しpHを中性に近づける工夫をしています。なお、この配合によってボトックスの効果が変わることはありません。
これは、薬剤が組織に浸透する際に生じやすい、いわゆる「滲みるような痛み」を軽減することを目的とした当院独自の取り組みです。 ターゲットクールによる「穿刺時の痛みの軽減」と、ペインレス配合による「薬剤注入時の痛みの軽減」を組み合わせることで、より快適なボトックス治療の提供を目指しています。
ターゲットクールを用いた施術の流れ
ココンベルクリニックでターゲットクールを用いた施術をお受けいただく際の、一般的なプロセスをご紹介します。施術内容により手順が多少異なる場合がありますので、詳細はカウンセリング時にご確認ください。
カウンセリング
医師が患者さまのお悩みや美容医療に対するご希望を丁寧にヒアリングします。肌の状態を詳細に診察し、最適な治療法をご提案するとともに、ターゲットクールの使用が適切であるかどうかも慎重に判断します。
ターゲットクールを使用する場合には、その効果や安全性、施術の具体的な流れ、費用などについて分かりやすくご説明し、患者さまにご納得いただいた上で施術へと進みます。ご不明な点やご不安なことは、どのようなことでも遠慮なくご質問ください。
施術準備
施術前には、洗顔をおこないメイクを落としていただきます。施術部位によっては、より正確なアプローチのためにマーキングをおこなうこともあります。 ターゲットクールは、施術の直前に準備をおこないます。装置が正常に作動するかを十分に確認し、施術内容に合わせて適切な設定をおこないます。
ターゲットクールを用いた施術
施術部位にターゲットクールで炭酸ガスを短時間噴射し、皮膚を効果的に冷却します。冷却直後、速やかに薬剤の注入やレーザー照射など、本来の美容施術を実施します。 施術中は、患者さまの状態に常に配慮し、お声がけをしながら丁寧に進めてまいります。
施術直後の状態とアフターケア
施術が終了しましたら、施術部位の状態を丁寧に確認します。ターゲットクールを使用した場合でも、施術内容によっては一時的に赤みや軽い腫れが生じることがありますが、これらは通常、短時間で自然に軽快していきます。
ターゲットクール(Target Cool®)の施術概要・リスク・ダウンタイム
期待できるおもな役割 | 注入治療など各種美容施術時における痛みや不快感の軽減 |
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役割の持続 | おもに施術中 |
ターゲットクールの使用時間 | 1箇所あたり数秒程度 (施術全体の時間は、主たる治療内容によって異なります) |
麻酔について | ターゲットクール自体が疼痛緩和を目的としていますが、施術内容や患者さまのご希望により、笑気麻酔と併用することも可能です。 |
副作用・リスク | 一時的な赤み、ひりつき、冷感、施術部位の感覚鈍麻。ごく稀に、冷却が強すぎた場合に軽微な凍傷のリスク。(適切な使用方法を遵守します) |
ダウンタイム | ターゲットクール自体によるダウンタイムは基本的にありません。(主たる治療に伴うダウンタイムを軽減する効果が期待できます) |
洗顔・入浴・メイク | 主たる治療の指示に従ってください。ターゲットクール使用部位への特別な制限は通常ありません。 |
注意事項 | ・施術後、冷却した部位を強くこすったり、刺激を与えたりしないでください。・その他、主たる治療に関する医師の指示を必ずお守りください。 |
禁忌 | ・重度の寒冷じんましん、クリオグロブリン血症など、寒冷刺激に過敏な方・施術部位に未治療の感染症や重度の皮膚疾患がある・その他、医師が施術不適当と判断した方 |
※所要時間、術後の経過はあくまでも目安であり、効果には個人差がございますので予めご了承ください。
ターゲットクールの料金
ジャルプロクラシック | 66,000円 |
プルリアルシルク | 66,000円 |
上記へボトックス追加 | 10単位あたり4,400円 |
施術をご検討中の方へ

ココンベルクリニックは、「美しくありたい」という患者さまの純粋な想いを何よりも大切にし、その願いを実現する過程で感じる可能性のある不安や身体的な負担を、できる限り取り除くことを目指しています。
ターゲットクールの導入は、特に「痛み」「ダウンタイム」という美容医療における大きなハードルを低くするための、私たちの具体的な取り組みの一つです。
経験豊富な医師が、お一人おひとりの肌の状態や美容に関するご希望を丁寧に伺い、ターゲットクールの使用を含めた最適な治療プランを一緒に考えさせていただきます。
私たちは、皆様が安心して、そして前向きな気持ちで美容医療の新たな一歩を踏み出せるよう、知識と技術、そして温かい心をもって全力でサポートいたします。
【参考】他の痛み緩和方法との違い
美容医療における痛みの緩和には、おもに以下の方法が用いられます。それぞれの特徴を理解し、施術内容や体質などに合わせて適切な方法を選択することが大切です。
ココンベルクリニックでは、施術内容、患者さまのご希望、肌質などを総合的に考慮し、これらの冷却方法や麻酔法を適切に使い分けています。
方法 | ターゲットクール | 麻酔クリーム(表面麻酔) | 笑気麻酔 |
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主な作用 | 炭酸ガスによる急速冷却で皮膚感覚を一時的に鈍麻 | 薬剤により皮膚表面の感覚を麻痺 | 亜酸化窒素ガス吸入による鎮静・鎮痛作用、不安軽減 |
作用範囲 | ピンポイント (局所) | 塗布範囲 | 全身 |
コントロール | 冷却温度・時間を精密に制御可能 | 薬剤の浸透度合いによる | ガス濃度・吸入時間を医師が調整 |
効果発現までの時間 | 施術直前・即時的 | 約20~30分 | 吸入開始後、数分程度 |
主な利点・特徴 | ・即時性が高い・内出血も軽減できる・必要な部位のみ冷却・麻酔成分アレルギーの方にも使用しやすい | ・広範囲の表面麻酔が可能・時間をかけてじっくりと麻酔効果を得たい場合に適する | ・不安感が強い方向け・リラックス効果が高い・効果の発現と消失が比較的速やか |