「おまかせエコーHIFU」とは?エコーで見極める理想のリフトアップ

年齢とともに気になるお顔のたるみやフェイスラインの崩れ。近年のたるみ治療は切らずにSMAS(筋膜)からのリフトアップを目指すHIFUが主流となっています。しかし、強力な超音波を利用するHIFUを安全かつ効果的に照射するためには、一人ひとり異なる脂肪層の厚みを見極めることが重要です。
デリケートなお顔へ安全性と有効性の高いHIFU照射をおこなうため、当院ではエコーを組み合わせた「おまかせエコーHIFU」を開発しました。
「おまかせエコーHIFU」は次世代型HIFU機器「ウルトラセルZi」とエコーによる可視化を組み合わせた、ココンベルクリニックの独自メソッドです。エコーで脂肪の厚みを確認しながらHIFUを照射することで、自然で美しいリフトアップを目指します。
- 1. 「おまかせエコーHIFU」はこんな方に向いています
- 2. HIFUの基本的な仕組みと期待できる効果
- 3. 「おまかせエコーHIFU」の特長
- 3.1. エコーを活用した精密な施術
- 3.2. ウルトラセルZiの3種類の照射モードとその効果
- 3.2.1. ①ドットモード
- 3.2.2. ②リニアモード
- 3.2.3. ③HIFUミストシャワー
- 3.3. 0.5mm刻みで丁寧に照射を重ねる「ミルフィーユ照射」
- 3.4. 院長による精密なデザイン×熟練ナースの照射
- 4. ウルトラセルZi(ULTRAcel )の特徴
- 4.1. ウルトラセルZiのおもな特長
- 4.1.1. ①照射深度の調整機能
- 4.1.2. ②照射時間の短縮
- 4.1.3. ③痛みの軽減
- 4.1.4. ④2つの照射モード
- 4.1.5. ⑤カートリッジの統一
- 5. HIFUとデンシティ(RF)の適応の違い
- 6. 「おまかせエコーHIFU」の施術の流れ
- 6.1.1. カウンセリング:お悩みや理想の仕上がりをヒアリング
- 6.1.2. デザイン:山本院長による解剖学に基づいた設計
- 6.1.3. 照射:エコーで確認しながら丁寧に照射
- 6.1.4. 施術完了
- 7. おまかせエコーHIFUの施術概要・リスク・ダウンタイム
- 8. おまかせエコーHIFUの料金
「おまかせエコーHIFU」はこんな方に向いています
HIFUの基本的な仕組みと期待できる効果

HIFU(ハイフ:高密度焦点式超音波)は、肌表面に傷をつけず真皮層・脂肪層・SMAS層のそれぞれに超音波を届けることができるたるみ治療マシンです。痛みやダウンタイムがほとんどなく、時間経過とともに自然で若々しいフェイスラインを目指すことができます。
皮膚組織に吸収された超音波は熱エネルギーへと変わり、真皮層では線維芽細胞を活性化させ、美肌に必要なコラーゲン・エラスチンの産生を促します。脂肪層においては余分な脂肪細胞の熱破壊と代謝による排出、SMAS層では加齢により緩んだSMASを熱凝固(タンパク変性)させ、リフトアップ効果をもたらします。
HIFUは「シワ改善」「脂肪除去」「SMASからのリフトアップ」を同時に実現することが大きな特長です。
「おまかせエコーHIFU」の特長

「おまかせエコーHIFU」は、エコー(超音波画像診断装置)とHIFU(高密度焦点式超音波)、2つの超音波の特長をかけ合わせた施術です。HIFUはとても優れたリフトアップ効果をもたらす一方、照射ターゲットとなる皮膚層を見誤ることで火傷や神経損傷、また頬コケなどを引き起こすケースも少なくありません。
当院では目視による顔タイプの見極めだけでなく、エコーにより脂肪層の厚みを科学的に可視化します。これにより患者さま一人ひとりの肌質や脂肪の厚みに合わせ、最適な照射深度の設定が可能です。「おまかせエコーHIFU」は痛みや熱感を最小限に抑え、より効果の高いHIFU照射を実現します。
エコーを活用した精密な施術

HIFUにはさまざまな機種があり、照射方法においても各メーカーのマニュアルが存在します。一般的なHIFU施術はマニュアルや経験を元に、超音波の深度やエネルギー出力量の調整をおこなっているのが現状です。そのため経験の少ない施術者の場合、マニュアルに沿った標準的な設定のみでの照射が一般的です。
「おまかせエコーHIFU」はエコーを活用することで、真皮や脂肪層の厚みを目視しながらの照射が可能です。高精度な画像診断を元にしたHIFU照射は、個人差のある脂肪の厚みを正確に見極めることができます。エコーとHIFUの組み合わせは、理想の仕上がりを目指すオーダーメイドなHIFU施術といえるでしょう。
ウルトラセルZiの3種類の照射モードとその効果

「おまかせエコーHIFU」はエコー診断を組み合わせ、患者さまの皮膚の厚みや、たるみに合わせた照射施術が可能です。さらに次世代型HIFU「ウルトラセルZi」」独自の3種類の照射モードを使い分けることで、患者さまに最適なリフトアップ施術をおこなうことができます。
①ドットモード
点状に熱エネルギーを集中させタンパク変性を起こすことで、加齢により緩んだSMASの引き締めをおこなう照射法です。肌表面に影響を与えずSMAS層を63℃前後まで加熱し、収縮させることで即効性のあるリフトアップを実現します。同時に熱刺激により線維芽細胞が活性されるため、コラーゲンやエラスチン産生が促され若々しい肌へと導きます。
②リニアモード
HIFUを線状に照射することで、脂肪層へ広範囲に熱エネルギーを届ける照射法です。均一な熱エネルギーは短時間で脂肪細胞の破壊を引き起こします。一度破壊された脂肪細胞は再生することはなく、代謝により体外へと排出されます。脂肪たるみや二重あごなど、脂肪の気になる部位のボリュームコントロールをおこない、スッキリとしたフェイスラインへ導きます。
③HIFUミストシャワー
表皮層から真皮層へHIFUをシャワー状にまんべんなく照射する施術法です。肌にハリを与え、小ジワや毛穴の開きを改善し、つややかな肌へ導きます。
0.5mm刻みで丁寧に照射を重ねる「ミルフィーユ照射」

「おまかせエコーHIFU」では、「ミルフィーユ照射」と呼ばれる高度なHIFU照射法を実施します。「ミルフィーユ照射」とは皮膚・脂肪・筋膜の深さに合わせ、HIFUを重ねながら照射する非常に精密な照射法です。
ウルトラセルZiは20種類の照射深度と3モードから0.5mm刻みでターゲットとなる皮膚層の深さを調整することができます。脂肪やたるみの状態に合わせ最適な深さにアプローチができる一方、その繊細な調整には、医師の豊富な臨床経験と解剖学的知識が不可欠です。
当院の「おまかせエコーHIFU」はエコーで確認した皮膚層や、脂肪の厚みに応じて最適な照射深度を判断することができます。これにより一般的なHIFU照射と比べ安全性が高く、どの角度からみても美しい立体的なリフトアップ効果が期待できます。
院長による精密なデザイン×熟練ナースの照射

「おまかせエコーHIFU」は、お顔のトータルバランスを踏まえたマーキングと神経・血管位置の確認を院長自らが担当することから始まります。その後、臨床経験の豊富なナースと院長がエコーで脂肪の厚みを正確に可視化し、皮下の状態を詳細にチェックします。院長デザインの指示のもと、長年の医療現場での経験を活かし、患者さまとの丁寧な仕上がりデザインのすり合わせ、点状照射やリニアモードの必要性、ハリ感やボリューム調整を見極めます。
0.5mm刻みの精密な深度調節と、数多くの症例を手がけてきた熟練ナースの確かな技術で患者さまだけの美しいフェイスラインを引き出します。
ウルトラセルZi(ULTRAcel[Zi:] )の特徴
ウルトラセルZiとは、韓国Jeisys社開発の医療照射機器です。熱感や痛みの少ないハイスピード照射とダイエットでは解決できないお顔の脂肪除去を得意とします。
ウルトラセルZiは3つのフェイス用カートリッジがあり、多彩な照射モードが搭載されています。1つのカートリッジでドットモードとリニアモードの切り替え、照射深度の調節が可能となり、スムーズな施術と施術時間の短縮をおこなうことができます。また、カートリッジディスプレイでエネルギーの位置や温度をリアルタイムで確認できるため、適切な出力により安全性の高い照射を実現しました。
ウルトラセルZiのおもな特長

①照射深度の調整機能
1.5mm~6.0mmまで、0.5mm刻みでターゲットの深さを調節可能
②照射時間の短縮
従来機と比べて施術時間が約1/2に短縮
③痛みの軽減
タンパク変性を引き起こす温度(63℃前後)で安定照射できるため、熱感や痛みが軽減
④2つの照射モード
ドットモードとリニアモードを搭載し、症状に合わせた照射が可能
⑤カートリッジの統一
モードによる変更が不要で、画面操作のみで切り替え可能
HIFUとデンシティ(RF)の適応の違い
当院では、HIFU(超音波)はウルトラセルZi、RF(高周波)はデンシティです。いずれも優れたたるみ改善効果のある照射機器ですが、それぞれエネルギーが異なります。
RFは広範囲の熱エネルギーを真皮層まで届けることができます。なかでもデンシティは特許取得の”モノバイ技術”を搭載したRF機器です。モノポーラRFとバイポーラRFを同時に照射できる革新的な技術により、施術直後から感じるタイトニングと、時間をかけて現れる長期的なタイトニングの2つの効果が大きな特長のRFマシンです。
近年ではHIFUとRFを併用することで、非常に高いリフトアップ効果をもたらすことが認められています。当院ではHIFUとRFの使い分け、もしくは併用することで患者さまの理想の仕上がりを目指しております。
ウルトラセルZi(HIFU) | デンシティ(RF) | |
---|---|---|
作用機序 | 超音波エネルギーによる深部加熱 | 高周波(ラジオ波)による表層〜中層加熱 |
おもな作用層 | 真皮層・脂肪層・SMAS層 | 真皮層(浅層〜深層) |
特徴 | ピンポイントで深部組織を引き締める | 表層~真皮層を均一に加熱する |
痛み | 軽度〜中程度 | 軽度~中程度 |
向いている方 | ・皮膚や脂肪が厚く、深刻なたるみが目立つ ・あご下やフェイスラインのもたつきが目立つ ・深部までアプローチし、リフトアップしたい | ・たるみを均一に引き締めたい ・顔の脂肪が少なく、引き締めハリ感を出したい ・頬コケを防ぎたい |
目元への適応 | 限定的 | 専用チップで目元治療が可能 |
「おまかせエコーHIFU」の施術の流れ
カウンセリング:お悩みや理想の仕上がりをヒアリング
当院は患者さまのお悩みや希望に寄り添った丁寧なカウンセリングをお約束します。「なりたいイメージ」と「なりたくないイメージ」をお聞かせください。フェイスラインやたるみの悩みを伺ったうえで、HIFUで実現できる仕上がり(リフトアップ効果)のすり合わせをおこないます。
過去の施術経験なども交え、お顔の状態を診察しながら最適な照射プランをご提案いたします。
デザイン:山本院長による解剖学に基づいた設計
当院では一人ひとりの顔立ちや表情の特徴を丁寧に分析し、患者さまの魅力を最大化することを大切にしています。
山本しおり院長が解剖学的な観点からお顔の構造を分析し、お顔のトータルバランスを踏まえた施術デザインをおこないます。骨格や筋肉の動きに合わせボリューム増減を調整するようにマーキングすることで、点状照射やリニアモードの必要性などを見極めます。
照射:エコーで確認しながら丁寧に照射
エコーで脂肪の厚みを可視化し、患者さま一人ひとりの肌の状態に合わせた最適な照射深度を決定します。安全性を最優先に考え、HIFUと同じ圧でエコーを当てることで、中顔面や口元のふくらみの厚みを正確にチェックしていきます。
エコーによる画像診断は、安全な施術を実現するために不可欠なステップです。HIFUにおいては20種類の照射深度と3モードから最適な組み合わせを選び、熟練のナースが丁寧に照射をおこないます。
施術完了
エコーHIFUはダウンタイムのほとんどない照射施術です。直後に生じる赤みやほてり、軽微なむくみは数時間から数日で改善します。日常生活に大きな制限はなく、施術後すぐにメイクも可能です。HIFUは一時的に肌が乾燥するケースもあるため、しっかりとした保湿とUVケアを心がけてください。
※万が一、ひりつきや神経麻痺が生じた際は、すぐにクリニックにご相談ください
おまかせエコーHIFUの施術概要・リスク・ダウンタイム
効果発現までの期間 | 直後からのリフトアップ効果 ※効果のピークは術後1~2ヶ月後 |
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効果の持続期間 | 約3~6ヶ月(個人差あり) |
施術にかかる時間 | 顔全体で約10~30分程度 |
麻酔の有無 | 基本的に不要(痛みに弱い方は笑気麻酔などの対応可能) |
副作用・リスク | 赤み・ほてり・軽度の腫れ、稀に感染・熱傷・神経麻痺・色素沈着・毛包炎・紅斑 |
ダウンタイム | ほとんどなし |
洗顔・入浴・メイク | ・メイクは治療直後から可・シャワーは治療当日から可・入浴は翌日から可 |
注意事項 | ・施術後24時間は入浴やサウナ、激しい運動を控える ・施術後は刺激の強いスキンケア製品の使用を避ける ・施術後は紫外線対策をしっかりおこなう ・施術後のお肌はデリケートになっているため、こすらないように注意する |
禁忌 | ・妊娠中または授乳中の方 ・ペースメーカーなどの医療機器を使用している方 ・治療部位に金属糸または金属プレート等を入れている方 ・治療部位に重篤な皮膚疾患および感染症がある方 ・心臓に疾患がある方 ・リウマチなどで金製剤を過去に服用された方 |
※所要時間、術後の経過はあくまでも目安であり、効果には個人差がございますので予めご了承ください。
エコーHIFU(ハイフ)【ULTRAcel[Zi:]】の施術ページはこちら
おまかせエコーHIFUの料金
全顔 (最大1,000shot) | 143,000円 |
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両頬 (最大600shot) ※顎下は含みません。 | 110,000円 |
気になる部位1つ 中顔面、顎下、おでこ、首など (最大300shot) | 各66,000円 |
追加オプション | |
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目周り (70shot) | 22,000円 |
※目周り単体のみは承れません。