肌育注射はなぜ人気?期待できる効果や部位・取り入れるメリットを解説
年齢とともに、高価なスキンケアを使っても肌のハリやツヤが物足りなく感じることが増えていませんか?その原因は、スキンケアでは届かない肌の奥深く、真皮層の衰えにあるかもしれません。
ハリやツヤ感の低下など肌質のお悩みには、肌の内側から美しさを育む「肌育注射」が有効です。本記事では、肌育注射の基本から当院で人気の組み合わせ施術の種類、効果を最大化するポイントまで詳しく解説します。
- 1. 肌本来がもつ弾力を”育てる”肌育注射
- 2. 肌弾力のカギ「真皮層」に直接作用
- 3. 肌育治療を取り入れる3つのメリット
- 3.1. ①治療の効果・持続期間を最大限に引き出せる
- 3.2. ②副作用やダウンタイムの軽減につながる
- 3.3. ③乾燥肌・敏感肌でも施術が受けやすくなる
- 4. 肌育注射の適応部位や製剤の特徴
- 4.1. 肌育製剤を使用できる部位と改善できる肌悩み
- 4.1.1. 顔全体
- 4.1.2. 目周り・目の下
- 4.1.3. 頬
- 4.1.4. 口周り・口元
- 4.1.5. 首
- 4.1.6. 手の甲
- 4.2. 【種類別】当院人気の肌育注射の特徴
- 4.2.1. コラーゲン生成の”材料”を補う|アミノ酸ベースの製剤
- 4.2.2. 肌の土台を強化しハリ感を底上げ|ヒアルロン酸ベースの製剤
- 4.2.3. 肌細胞の”再生”を促す|PN(ポリヌクレオチド)ベースの製剤
- 4.3. 【お悩み別】あなたに合った肌育注射早わかり表
- 5. 肌育注射の効果を最大化するために重要な3つのポイント
- 5.1. ①肌状態に合わせた「最適な製剤の選択」
- 5.2. ②相乗効果を生む「製剤と他施術の組み合わせ」
- 5.3. ③効果を持続させるための「適切な治療間隔」
- 6. 肌育注射のダウンタイム・注意事項
- 6.1. ダウンタイムと起こりうる副作用
- 6.2. 施術後の過ごし方と注意点
- 7. 肌表面のケアから肌を”育てる”美肌治療へ
肌本来がもつ弾力を”育てる”肌育注射

肌育注射はヒアルロン酸やポリヌクレオチド、アミノ酸などの有効成分を真皮に直接注入して、肌の奥深くから美しさを育む治療法です。これらの成分が、肌のハリや弾力を司る線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促進することで肌本来の再生力が引き出され、自らハリや潤いを生み出す健やかな肌へと導きます。
従来のヒアルロン酸注入が、失われたボリュームを「補う」ことを主目的とするのに対し、肌育注射は、肌の土台そのものを「育てる・再構築する」という点で大きく異なります。このアプローチにより、根本的な肌質の改善と、内側から湧き上がるような自然な美しさを目指すことが肌育注射の特徴です。
「育てる」という表現は、科学的に線維芽細胞の働きを刺激し、時間をかけて肌環境を改善する仕組みに基づいています。肌弾力の低下や小ジワなど、加齢による肌質低下にお悩みの方は、定期的な肌育注射をおこなうことで持続的な美肌を目指すことが可能です。
肌弾力のカギ「真皮層」に直接作用

皮膚は外側の表皮層と、その下にある真皮層、さらに深部の脂肪層(皮下組織)から構成されており、美肌を保つ上で真皮は非常に重要な皮膚層です。真皮には、肌の骨組みとなるコラーゲン、柔軟性をもたらすエラスチン、そしてこれらを生み出す線維芽細胞などが存在し、肌のハリや弾力を司っています。
しかし、通常のスキンケア製品は主に表皮の角質層までしか浸透しないため、真皮の衰えにアプローチするには限界があります。一方、肌育注射は細胞活性に必要な有効成分を真皮に直接注入することで、肌の内側から美しさを育む画期的な治療法として注目されています。
肌育治療を取り入れる3つのメリット
①治療の効果・持続期間を最大限に引き出せる
肌育治療を続けることで、お肌そのものが健康で強い状態になります。そのため、HIFUや糸リフト、ヒアルロン酸注入といった施術をおこなった際に、結果がより発揮されやすくなり、効果の持続期間も長く保たれるといわれています。土台となる肌を整えることで、美容医療のメリットを最大限に活かせるのです。
②副作用やダウンタイムの軽減につながる
肌育治療は肌組織を強くしなやかに整えるため、レーザーなどの治療を受けた際にも、赤みや腫れといったダウンタイムの軽減に繋がります。
③乾燥肌・敏感肌でも施術が受けやすくなる
これまで乾燥や敏感肌が原因で美容施術を控えていた方でも、肌育治療を重ねることで肌のバリア機能が高まり、外部刺激に耐えられる健やかな状態へ導かれます。その結果、レーザーやピーリングなどの施術も受けられるようになり、治療の選択肢が広がります。
肌育注射の適応部位や製剤の特徴

肌育製剤を使用できる部位と改善できる肌悩み
顔はもちろん、首や手の甲など年齢サインが気になりやすい部位にもアプローチできるのが「肌育注射」の魅力です。ハリ不足や小ジワ、乾燥など、加齢による肌トラブルを根本から改善したい方に適しています。
顔全体
目周り・目の下
頬
口周り・口元
首
手の甲
【種類別】当院人気の肌育注射の特徴
当院は肌育治療を得意とするクリニックです。患者さま一人ひとり異なる症状やお悩みに応えるため、多種多様な肌育製剤をご用意しております。肌質や目的に合わせて最適な製剤を提案し、部位ごとに使い分ける細やかなアプローチをおこないます。
コラーゲン生成の”材料”を補う|アミノ酸ベースの製剤
当院では、コラーゲンの主成分であるアミノ酸に焦点を当てた製剤として、ジャルプロクラシックやスネコスなどをご用意しております。これらのアミノ酸含有製剤は線維芽細胞を活性化させ、肌のハリや弾力を根本から再構築し、内側から若々しさを育みます。
ジャルプロ クラシック

「ジャルプロクラシック」は、非架橋ヒアルロン酸とアミノ酸を組み合わせた肌質改善を目的とした製剤です。真皮層の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンの生成を活性化させることで、肌のハリ・弾力アップや小ジワの改善を目指します。特に皮膚が薄くデリケートな部位の肌悩みに適しており、目の下のクマ改善を得意とする肌育注射です。
スネコス(パフォルマ/1200)

「スネコス(パフォルマ/1200)」は、特許比率で配合された6種類のアミノ酸と非架橋ヒアルロン酸を特徴とする肌育製剤です。真皮層に注入することで、肌本来のコラーゲンとエラスチンの合成を同時に誘発し、目元の小ジワやハリ感の改善に優れた効果を発揮します。
スネコスには、低分子ヒアルロン酸含有の『スネコスパフォルマ』と中分子ヒアルロン酸含有の『スネコス1200』の2種類があります。スネコスパフォルマは、低分子ヒアルロン酸を含み、細かなちりめんジワや目の下のクマ、加齢による皮膚の菲薄化※など、表面的な肌質の改善に用いられます。
一方、スネコス1200は中分子ヒアルロン酸を含有しており、中度のシワやボリュームロスによる影や凹みなどに適した製剤です。スネコスパフォルマと併せて用いることで、より顕著な改善変化が期待できます。
また、どちらの製剤もボリュームを増大させる目的ではなく、細胞レベルで肌本来の力を引き出し、ハリと弾力を取り戻すことを目指します。
※皮膚の厚みが薄くなること
ジャルプロ スーパーハイドロ

「ジャルプロスーパーハイドロ」は、低分子と高分子のヒアルロン酸と7種類のアミノ酸、3種類のペプチドを高濃度に配合した注射製剤です。真皮層のリガメント(靭帯)にアプローチし、その強化・再生を促すことで、肌を内側から引き締め、自然なリフトアップ効果が期待できます。イタリア製であることから「ミラノ注射」とも呼ばれ、肌表面の改善だけでなく肌の土台強化を目指し、将来的なたるみ予防としても有効性が高いとされています。
肌の土台を強化しハリ感を底上げ|ヒアルロン酸ベースの製剤
ヒアルロン酸主成分の肌育注射は肌の保水力を高め、内側からハリと弾力を育むことを目的とした製剤です。当院では、ヒアルロン酸を主成分とする多種多様な製剤を取り揃え、肌悩みに応じた最適な肌育治療をご提案いたします。
プロファイロ

「プロファイロ」は、ハイブリッドヒアルロン酸を特徴とする次世代型の肌育製剤です。真皮層のコラーゲンやエラスチンの増生、線維芽細胞や脂肪細胞のリモデリング(再構築)を促すことで、顔全体のハリ・ツヤ、たるみ、首のシワにアプローチし、肌質改善と自然なリフトアップ効果が期待できます。
バイオリジェン

「バイオリジェン」は、5つの分子量からなるハイブリッドヒアルロン酸製剤です。低分子から高分子まで多様な分子量を併せ持ち、それぞれが異なる働きを発揮することで、肌に潤いを与え、自然でふっくらとしたボリューム感をもたらします。特に、加齢に伴うボリュームの減少やハリ不足が気になる額、頬、目尻、口周りなどの改善に適しています。
バイオエキスパンダー

「バイオエキスパンダー」は、独自の特許技術により、2種類の高分子量低架橋ヒアルロン酸にバイオリジェン※を交互に挿入し生成された製剤です。この製剤は、バイオリジェンが持つ肌質改善効果に加え、架橋ヒアルロン酸の作用で、よりしっかりとしたボリュームアップ効果が期待できます。特に、ボリュームロスが著しい部分や、凹みが気になる頬コケなどへ自然なボリュームを与え、肌の土台から再構築を目指します。
※多重分子量の超高純度の非架橋ヒアルロン酸をベースとしたバイオリモデリングECM(細胞外マトリックス)製剤
ジュビダームビスタ ボライトXC

「ジュビダームビスタ ボライトXC」は、アラガン社製のヒアルロン酸注入剤で、ジュビダームシリーズの中で最も柔らかい製剤です。肌の保水性や弾力性の改善を目的とし、顔面や頸部の小ジワの改善に効果的です。2020年12月に厚生労働省の承認を受けた唯一の肌質改善注射であり、保水性の改善で約9ヶ月、小ジワ改善で約4ヶ月間の持続効果が期待できます。乾燥肌や小ジワが気になる方、一度で長期的な改善を望む方に適した肌育製剤です。
肌細胞の”再生”を促す|PN(ポリヌクレオチド)ベースの製剤
PN(ポリヌクレオチド)ベースの製剤とは、肌本来が持つ自己再生能力やダメージ修復に深く働きかける次世代の注入剤です。特に毛穴の開きやニキビ跡など、より根本的な肌質改善を目指し、肌にハリと弾力を与える効果が期待されます。
プルリアル(シルク/デンシファイ)

プルリアルとは、ヒトに近いサーモンのDNAから抽出された、肌再生・組織修復作用のある高純度PN(ポリヌクレオチド)が主成分の注入剤です。プルリアルシリーズの中の「プルリアル シルク」は、皮膚が薄いデリケートな目元や口元のシワやストレッチマーク、傷跡などを改善するのに適しています。
また、プルリアル シルクは世界で初めて、目周り専用のPN製剤としてCE承認※を受けており、安全性の高さも特徴となります。
「プルリアル デンシファイ」は高純度PN(ポリヌクレオチド)と非架橋ヒアルロン酸、マンニトール(抗酸化製剤)が独自配合された注入剤です。適応部位は顔や首、手など幅広く、シワやハリ低下などの肌トラブルを改善へと導きます。マンニトールにはヒアルロン酸分解を抑制する作用があるため、持続効果の高い肌育製剤とされています。
※EU(欧州連合)の安全基準に適合していることを認証されたもの
【お悩み別】あなたに合った肌育注射早わかり表
| 製剤名 | ハリ・弾力 | 小ジワ | ツヤ・潤い | リフトアップ | ボリューム | 肌質改善・ ニキビ跡 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ジャルプロクラシック | ◎ | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 |
| スネコス | ◎ | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 |
| ジャルプロスーパーハイドロ | 〇 | △ | 〇 | ◎ | △ | △ |
| プロファイロ | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | △ | △ |
| バイオリジェン | 〇 | 〇 | ◎ | △ | 〇 | △ |
| バイオエキスパンダー | 〇 | △ | 〇 | △ | ◎ | 〇 |
| ジュビダームビスタ ボライト | 〇 | ◎ | ◎ | – | – | 〇 |
| プルリアル | 〇 | 〇 | 〇 | △ | – | ◎ |
※早わかり表は、あくまで一般的な目安です。患者さまそれぞれの肌の状態や骨格により、最適な製剤は異なります。詳細につきましては、医師の診察のうえご相談ください。
※当院では、常に患者さまにとって最善の治療をご提供できるよう、国内外の最新の知見を積極的に取り入れております。そのため、ここでご紹介している製剤のラインナップは、今後追加や変更となる場合がございます。最新の情報については、カウンセリング時に医師へご確認ください。
肌育注射の効果を最大化するために重要な3つのポイント
①肌状態に合わせた「最適な製剤の選択」
肌育注射は、製剤ごとに得意とする効果が異なります。万能なものはないため、表面的な悩みだけでなく、肌のたるみやハリ低下の根本原因がどこにあるのかを、肌生理学・解剖学的構造に基づいて正確に診断することが重要です。
当院では、経験豊富な医師が患者さまお一人おひとりの肌の状態を詳しく分析し、最適な肌育製剤をオーダーメイドで組み合わせてご提案します。これにより、患者さまが持つ肌本来の回復力を引き出し、健康で美しい肌を目指すことができます。
②相乗効果を生む「製剤と他施術の組み合わせ」
肌育注射は単体でも効果が期待できる美肌施術です。一方、肌育注射によって表面の質感を整えると同時に、HIFUによる肌の土台(SMAS)の引き締めや、糸リフトによる物理的なリフトアップをおこなうことで優れた相乗効果が得られます。
「肌育注射×HIFUおよびRF」または「肌育注射×HIFU×糸リフト」など、お悩みに最適な治療を組み合わせることで、最短かつ調和のとれた美しさを追求することが可能です。
③効果を持続させるための「適切な治療間隔」
肌育注射は1回の施術でも変化を感じられる場合がありますが、肌質の改善や効果をより持続させるためには、複数回の治療が推奨されています。また、使用する製剤によって、最適な治療間隔や回数は異なります。
例えば、スネコスパフォルマは7〜14日の間隔で4回、プロファイロは3〜4週間の間隔で2回の施術がメーカーにより推奨されています。当院では、患者さまそれぞれの肌の状態を丁寧に診察したうえで、適切な治療プランをご提案します。詳細は診察時に医師へご相談、ご確認ください。
肌育注射のダウンタイム・注意事項
ダウンタイムと起こりうる副作用
肌育注射の施術後には、赤みや腫れ、注入部位の小さな膨疹(凹凸)のほか、軽微な内出血が生じる可能性があります。赤みや腫れは、通常数時間から2日程度で軽快することがほとんどです。注入部位の凹凸も、一般的に数時間〜数日以内に消失します。
内出血が生じた場合でもメイクでカバーできる程度であり、1〜2週間で改善します。一方、注入後の経過には個人差があるため、ご不安な方は診察時に医師へご相談ください。
施術後の過ごし方と注意点
肌表面のケアから肌を”育てる”美肌治療へ
肌育注射は、肌の内側に働きかけてハリやツヤ、潤いの改善を目指す治療です。表面的なケアだけでなく、皮膚組織の恒常性※に関与し、肌質の根本的な改善を目的としています。
ココンベルクリニックでは、しおり院長が皮膚の厚み、シワの深さ、毛穴の状態など、患者さまお一人おひとりの肌の状態を丁寧に診察した上で、複数の製剤の中から適切な肌育注射をご提案いたします。
「どの肌育注射が向いているのか分からない」「注射や痛みが苦手」などのご不安はもちろん、組み合わせ施術など具体的なプランについては、カウンセリング時にご相談ください。
※環境が変化しても生体の内部環境を一定に保つ性質。ホメオスタシスとも呼ばれる


